2016年6月29日水曜日

釣行記録 2016/6月


Tくんとサシで釣行に。


目的のダムの先にある車止めに向かうも、途中の林道で土砂崩れの工事が入り
予定していた車止めの4キロ手前で泣く泣く車を止めなければならなくなった。

仮眠後午前4時半、行動開始。

地図で見ると、1000Mほどの山に伸びるゆるやかな尾根を大きく越えて、その先の源頭部に降りたつというコース設定。

最初のアプローチは激登りから。
途中でその辺に落ちている木の枝を2本拾って、ダブルストックにして登った。 

トレイルランナーでもあるTくん、アプローチが相当に速いw
置いてかれそうになるところをなんとかついて行った。

長い緩やかな尾根を登りきった先の鞍部で一休みして一気に源頭へ向けて
急こう配を降りはじめる。



その途中の出来事。

降りながら、ふと視線の向こう20メートル先を歩くT君を見ると立ち止まっている。
どうしたのか、とTくんの向ける視線の先を見てみると黒いかたまりがあった。

あったというか、いた。
熊が。
Tくんとの距離、約4メートルほど。

うわー、近いな!と思ったのもつかの間、Tくんが後ずさりした際に
転げ落ちた石の音にビックリして、熊は猛ダッシュで山を駆け上っていった。
速かった。

Tくんに「大丈夫?」と大声で聞いてみると返事はせず、苦笑いをしながら
また黙々と降りて行った。

念のため、と思いそこからはひとしきり笛を吹きながら降りることにした。

 

  熊遭遇地点にほど近い支流の源頭から湧き出る水。 うまい。


  途中で見かけたマスタケ。採らなかった。

 
 11時半、山越えが終わり目的地にたどり着いた。
 降り立った地点のすぐ目の前がテン場好適地。
 ザックを下ろして、一休みするのもつかの間、竿をつないで始めることに。


  2,3キャスト目で釣れた岩魚。大きくはないが、魚体が完璧。

とりあえず腹ごなし。今シーズン、初そうめん。


  テン場、全景。

 
昼ご飯を食べてからは、沢をつめて延々と19時まで釣り続けた。
近年まれにみる会心の釣りだった。





まわりが薄暗くなったころにテン場にもどった。
アプローチに6時間半、釣りに6時間半。
フラフラだったが、ビールで乾杯。
そのあとは粛々と晩飯の用意をした。

  
  Tくんに天ぷらを揚げてもらった。

   

   定番の焼枯らし。



翌日も2時間だけ、ということで8時から釣り始めた。
この日もよく釣れた。



  黒装束の釣り師。


  今回の荷物。


   アミガサタケ。クリーム系のパスタに入れたり。 今回は採らず。


  帰り道の昼飯。



   脱渓後のお楽しみ。

大切にしたい川が増えた。
T君に感謝。