2016年5月7日土曜日

2016年 GW釣行

4/29〜5/1

Jさん曰く、GWの釣行は難しい。

確かに難しかった。

いつものようにJさんと、前乗りしようということで、新宿に20時に待ち合わせた。

一路、北関東の渓へと。

予報では、曇りと晴れ。
雨の心配はほぼない。
気温もそれほど低くはなさそうだった。

第一候補の車止めに着くと、なんと5台の車が停まっている。
盛期でも見たことのない異常な光景
ああ、GW…。

気を取り直して、同じエリアの別の渓へ。
車止めに着くと、こちらは先行者なし。
しかし、予報に反して雨がシトシトと降り出している。

いそいそと準備をし、少し歩いた先の屋根付きの舗装路で暖をとることにする。
風が強い。やたらと強い。

雨の中、薪を集めながら右往左往したが、結局雨も収まり、星空も見えてきたので風の影響が少なそうな橋の上で小さな焚火をおこした。



1時間ほど火を見ながら酒を飲む。
直前まで着いたヘッデンが突然故障するトラブルに遭ったけど、携帯のライトで、なんとかなりそう。
ウイスキーをチビチビやって、見上げると雲ひとつない夜空。
星がきれいだった。

翌朝、6時頃モソモソと起き出し身支度を整えて朝ごはん。
すぐに出発した。

アプローチを思い出しながら、ゆっくりと歩くことにする。

1時間半ほどでテン場予定地に着いてザックをデポする。

空身で歩き始めるも天気は薄曇り。
時折見せる太陽。
風が強く気温は低い。
ダウンジャケットを着込んで竿を振り出した…。

しかしながら、魚影は皆無。
まったく走る姿すら見えない。

それから3時間半、二人で竿を振り続けたが徒労に終わった。

Jさんは、気温と水温が低いせいというのは分かるけど魚影すら全く見えないことには合点がいかない、という意見。
確かに。

首をかしげながらも14時を過ぎたところで渋々引き返すことにした。

1時間ほどでデポしたテン場に戻る。

その直前の数百メートルで幾つか魚影が確認できたため、下流域を30分だけ一人で釣ることにする。

前回来た時には、下流域の方が渋かったのだけど、今回は下流に行くほど岩魚の姿が見えた。

ティペットと針を交換し、満を持して竿を振り出す。


大きな岩のエグレの1メートルほど上から数回流すと、ゆっくりと岩魚が顔を出した。針をくわえるのを確認し、スッと竿を上げた。
思いの外、強い引きにたじろぎながらも、なんとかネットイン。




お土産を手に入れて、テン場に戻った。
すでに焚火の用意が出来ていて、ちょうど火をつけるところだった。



急いで米を研いで水につける。
山椒の佃煮、岩魚汁を仕込む。
下界から持参したつまみを食べつつビールで乾杯。

途中で採れた唯一の山菜、山椒の佃煮


Jさん持参の塩ホルモン。
ご飯にめちゃくちゃ合った。




夜も更けて、ウイスキーに切り替える。


携帯でjazzやボブディランを聞きながらのんでいたのだけど、いつの間にか眠っていた。


翌朝5時くらい。
雨音に起こされた。



雨がシトシトと降っていた。
ひとまず、タープの下で雨を逃れている小枝を集める。

今日はテン場よりも下流の支流に入る予定だけど、雨は段々と強くなっている。
とりあえず、タープの位置を少し下げて雨風を避けることにした。

こんな天気では釣りにならないし、後続の釣り人も来ないと思われるので、もう一眠りすることにする。

きっかり8時、目が醒めるも天気は相変わらず。
眠気も覚めたので、朝ごはんの用意をする。

ベーコンエッグ。美味すぎた。





テン場全景


そうこうするうちに雨もあがり、太陽が照りつけてくる。
気持ちもどんどん上向きになる。

ちゃっちゃと後始末と釣りの準備をし、テン場を後にした。
目指す支流は目の前。

本流との出合いにメインザックをデポし、身軽な装備で出撃。

最初の滝をなんとかヒヤヒヤしながら巻くと、そこには前日まで待ち焦がれていた春の渓流が待っていた。

いきなり、Jさんが尺に近い岩魚を釣る。

昨日までのことは忘れて目の前の渓に集中した方が良さそうだ。

滝の上の別天地




少ないながらも、大きな魚影がビュンビュン走る。

ほどなく自分にも7寸ほどのきれいな岩魚がかかった。
釣れる数は少ないながらも、期待を持ちながら竿を振ることの幸せったらなかった。

気温もあがり、虫も出始めた。

3時間ほど釣り上がり、適当な時間に引き返した。釣果はぼちぼち。

帰り道、行き同様に滝を降りるときだけヒヤヒヤしたけど、なんとかクリア。
Jさんは軽々と降りる様を見て自分はまだまだだなぁ、と思うことしきり。

巨岩のひしめく渓


その後は慣れた帰り道を川沿いに進み、16時前に無事脱渓した。

GWの渋滞を予想しサッと地元のラーメン屋で腹ごなしをして帰京。
の、前に道の駅で行者ニンニクを3束購入して帰った。



全体的に、なんとも不完全燃焼の印象は否めなかったが、なんとも反省と教訓の多い釣行となった。


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